
時間があるから資格を取りたいけど、結局どれが仕事につながるの?
「駐在妻になって時間ができたし、何か資格を取っておこうかな」
「本帰国したときの再就職がちょっと不安」
「せっかく海外にいるから、今後の仕事につながる勉強をしたい」
そんなふうに考える人も多いのではないでしょうか。
私も海外で暮らすようになってから、資格やスキルについて考える機会が増えました。
ただ、いろいろ調べていて思ったことがあります。
駐在妻は「資格なら何でも取ればいい」わけではありません。
せっかく時間を使うなら、
- 海外生活中にも使える
- 在宅ワークにもつながる
- 現地採用への応募にも使える
- 本帰国後の転職にも残る
そんな「場所が変わっても腐りにくい資格」を選びたいところです。
この記事では、駐在妻目線で本当に勉強する価値があると思う資格・検定を5つ紹介します。

私なら「海外でも使える」「帰国しても使える」「実務につなげやすい」の3つで選びます。資格名のかっこよさより、使える場面の多さを重視します。
- 駐在妻が資格を選ぶときに見るべき5つのポイント
- 【比較】駐在妻におすすめの資格5選
- 資格① TOEICなどの英語資格|私は駐在中なら最優先でもいいと思う
- 資格② MOS・Excel|事務職・CS・Opsを目指すなら実用性が高い
- 資格③ 日商簿記|仕事にも、自分で稼ぐようになった後にも使える
- 資格④ FP|海外生活で増える「お金の疑問」を整理しやすくなる
- 資格⑤ ITパスポート|「ITがよく分からない」を抜けたい人におすすめ
- 結局どれを取る?目的別に選ぶと簡単
- 資格を2つ取るなら「英語+専門スキル」が強い
- 逆に、駐在妻が「何となく」で取るのはおすすめしない資格
- 駐在期間は資格勉強にはかなり向いている
- 資格より大事なのは「勉強したことを一度使ってみる」こと
- 働いていない駐在妻こそ、焦って資格を取らなくてもいい
- まとめ|駐在妻の資格は「どこへ行っても使えるもの」を選ぼう
駐在妻が資格を選ぶときに見るべき5つのポイント
普通の資格ランキングを見る前に、駐在妻は少し違う基準で考えた方がいいと思います。
- 海外から勉強できる
- 長期間の通学がいらない
- 国が変わっても知識が無駄になりにくい
- 在宅・外資・現地採用・帰国後のどこかで使える
- 「資格取得」で終わらず実務スキルにつながる
例えば、駐在中にしか勉強時間を取れないからと、何となく資格を10個取る。
これはあまりおすすめしません。
それよりも、
「2年後にどんな仕事へ応募したいか?」
を考えて、その仕事から逆算して1つ取る方が使えます。
【比較】駐在妻におすすめの資格5選
| 資格・検定 | 仕事 | 海外生活 | 在宅ワーク | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| TOEICなど英語資格 | ◎ | ◎ | ○ | ★★★★★ |
| MOS・Excel | ◎ | ○ | ◎ | ★★★★★ |
| 日商簿記 | ◎ | ○ | ◎ | ★★★★☆ |
| FP | ○ | ◎ | ○ | ★★★★☆ |
| ITパスポート | ○ | ○ | ◎ | ★★★★☆ |
資格① TOEICなどの英語資格|私は駐在中なら最優先でもいいと思う
駐在妻が「何の資格から始めればいい?」と聞かれたら、私はかなり上位に英語を置きます。
なぜなら英語だけは、資格を取るために勉強した内容を翌日から海外生活そのものに使えるからです。
- 海外生活そのものがラクになる
- 現地採用の仕事を探しやすくなる
- 外資系企業への転職材料になる
- 英語を使う在宅ワークにもつながる
- 日本へ帰国してからも評価材料として残る
例えばTOEICなら、
- 600点台 → 英語への苦手意識を減らす
- 700点台 → 英語を使う仕事にも応募しやすくなる
- 800点以上 → 外資・海外関連求人でも履歴書上の見栄えがよくなる
というように、目標設定もしやすいです。
もちろんTOEICの点数が高い=英会話がペラペラ、ではありません。
それでも「客観的に英語力を説明できる数字」を一つ持っておくのは、転職では便利です。

海外に住んでいれば、自然に英語ってできるようになるんじゃないの?

住んでいるだけだと意外と伸びませ ん。スーパーやレストランで使う英語 は限られるので、意識して勉強する時 間を作る方が早いです。
英語は「資格+オンライン英会話」にすると仕事でも使いやすい
おすすめは、TOEICだけにしないことです。
例えば、
TOEIC・単語・文法
↓
アウトプット
オンライン英会話
↓
実践
海外生活・仕事で使う
という組み合わせ。
海外にいる今は、勉強した英語をすぐ使える環境があります。
これは駐在期間のかなり大きなメリットです。
資格② MOS・Excel|事務職・CS・Opsを目指すなら実用性が高い
英語の次におすすめしたいのが、Excelです。
資格としてはMOS(Microsoft Office Specialist)があります。
ただし、ここで大事なのは「MOSという資格を取ること」そのものではありません。
仕事でExcelを使える状態になること。
こちらの方が大切です。
- SUM・IF・COUNTIFなど基本関数
- XLOOKUPなど検索系関数
- ピボットテーブル
- 条件付き書式
- データの並べ替え・フィルター
- 簡単なグラフ作成
このあたりができるだけでも、
- 一般事務
- 営業事務
- オンラインアシスタント
- カスタマーサポート
- バックオフィス
- Operations
などで使えます。
「VBAをやるべき?」より先に、関数とピボットを
Excelを勉強しようとすると、すぐにVBAやマクロへ進みたくなる人もいると思います。
でも、実務経験がまだ少ないなら、私は先に、
関数 → ピボットテーブル → データ整理
をおすすめします。
日々の仕事で一番使いやすいからです。
そのうえで「毎月同じ作業を自動化したい」と思うようになったら、VBAやPower Queryへ進む。
この順番の方が、勉強したことが実務につながりやすいです。
MOSを取ったら、家計簿・旅行予算・問い合わせ集計などをExcelで実際に作ってみる。
「資格を持っています」より「ピボットで月次集計できます」と言える方が、仕事では強いです。
資格③ 日商簿記|仕事にも、自分で稼ぐようになった後にも使える
簿記も、駐在妻と相性のいい資格だと思います。
理由は、会社に雇われる場合だけではなく、将来業務委託やフリーランスになった場合にも役立つからです。
- 経理・バックオフィス求人
- 一般企業の数字を見る仕事
- 自分で仕事を始めたときの収支管理
- 決算書や会社の数字を理解するとき
- 家計・資産管理を考えるとき
簿記初心者なら、まず3級。
そこで面白いと思ったら2級。
くらいで十分です。
逆に、経理職を目指していないのに「とりあえず2級まで取らなきゃ」と無理する必要はありません。

私、経理になるつもりはないんだけど、それでも簿記って意味ある?

経理志望なら優先度は高いです。でもそうでなければ、英語やExcelを先にしてもいいと思います。「取るべき資格」ではなく、自分の次の仕事に必要かで決めるのが大事です。
資格④ FP|海外生活で増える「お金の疑問」を整理しやすくなる
FP(ファイナンシャル・プランニング技能検定)は、仕事だけでなく自分の生活に使いやすい資格です。
駐在生活をすると、お金のことを考える場面が増えます。
- 夫婦でいくら貯金する?
- 海外赴任中の資産形成はどうする?
- 保険はどうする?
- 帰国後の住宅購入は?
- 老後資金はいくら必要?
- 自分が働き始めたら扶養や税金は?
こうしたテーマを考えるための基礎知識になります。
FPで学ぶ税金・社会保険・不動産などには、日本の制度を前提にした内容が多くあります。
そのため「海外の税金まで全部分かる資格」ではありません。海外在住中の税務は、居住国や個人の状況に応じて専門家・公的情報で確認してください。
それでも、日本へ帰国した後まで含めて家計を考えるなら、勉強して無駄になりにくい分野です。
仕事目的というより、
「我が家のお金を自分でも理解したい」
という人にもおすすめです。
資格⑤ ITパスポート|「ITがよく分からない」を抜けたい人におすすめ
最後はITパスポートです。
エンジニアになるための資格ではありません。
むしろ、
「IT企業で働いてみたいけど、SaaSとかクラウドとかDXとか正直よく分からない」
という人向けです。
ITパスポートでは、ITだけではなく、企業活動・経営・プロジェクト管理・セキュリティなども広く学びます。
- IT企業へ転職してみたい
- オンラインの仕事をしたい
- SaaS企業に興味がある
- CS・Ops・事務職からIT寄りにキャリアを広げたい
- IT用語への苦手意識をなくしたい
この資格だけで一気に転職できるわけではありません。
ただ、完全未経験からIT系の求人を見るときに、言葉が分かるようになる効果はあります。
結局どれを取る?目的別に選ぶと簡単
| こんな人 | 最初におすすめ |
|---|---|
| 英語が苦手で海外生活にも困っている | TOEIC・英語 |
| 在宅事務・CS・Opsをやりたい | Excel・MOS |
| 経理・バックオフィスをやりたい | 簿記 |
| 家計や資産形成も勉強したい | FP |
| IT企業へ入りたい | ITパスポート |
資格を2つ取るなら「英語+専門スキル」が強い
駐在期間に時間があって、2つくらい勉強したいなら、私は組み合わせで考えます。
外資・海外勤務を狙う
英語 + Excel
経理・バックオフィス
英語 + 簿記
IT企業
英語 + ITパスポート
在宅オンライン事務
Excel + 簿記
生活・資産形成重視
英語 + FP
特に英語は、他のスキルと掛け合わせると強くなります。
「英語だけできる人」より、
英語+経理。
英語+カスタマーサポート。
英語+Excel。
という方が、仕事として説明しやすいからです。
逆に、駐在妻が「何となく」で取るのはおすすめしない資格
資格そのものが悪いわけではありません。
ただ私は、
- 取得後に使う仕事を想像できない
- 海外にいる間まったく使えない
- 資格がないと不安だから取る
- 広告で「主婦におすすめ」と書いてあったから取る
- 取得すること自体が目的になっている
なら、一度考え直します。
100時間資格勉強するなら、100時間英語を話したりExcelを触ったりした方が、その人の目標によっては仕事につながるかもしれません。
「この資格を取った半年後、私は何に使う?」
この答えが出てこない資格なら、まだ取らなくてもいいと思います。
駐在期間は資格勉強にはかなり向いている
一方で、駐在妻という環境は資格勉強にはかなり向いています。
特に仕事をしていない期間なら、日本でフルタイム勤務していた頃より時間を確保しやすい人もいると思います。
おすすめなのは、いきなり毎日3時間ではなく、
朝30分:英単語
昼30分:資格教材
夕方25分:オンライン英会話
合計1時間25分
くらいから。
これでも半年続けばかなりの勉強量になります。
資格より大事なのは「勉強したことを一度使ってみる」こと
そして、この記事で一番伝えたいのはここです。
資格だけ取って終わらない。
例えば、
- 英語 → オンライン英会話を始める
- Excel → 家計や仕事のデータを集計してみる
- 簿記 → 自分の副業収支を管理してみる
- FP → 家計の資産表を作ってみる
- ITパスポート → IT企業の求人を実際に読んでみる
というように、一度使ってみます。
そうすると「勉強」が「スキル」に変わっていきます。
働いていない駐在妻こそ、焦って資格を取らなくてもいい
最後に、これは書いておきたいです。
駐在妻になって仕事をしていないと、
「時間があるんだから、何か資格くらい取らないと」
と思うことがあります。
でも、資格を取っていないから時間を無駄にしているわけではありません。
海外生活に慣れる。
旅行する。
英語を少しずつ話す。
現地の文化を知る。
そういう時間も、海外に住んでいる今しかできない経験です。
だから私は、
「資格を取らなきゃ」ではなく、「これを勉強したら今後の私が少しラクになりそう」
と思えるものだけ選べばいいと思っています。
まとめ|駐在妻の資格は「どこへ行っても使えるもの」を選ぼう
今回紹介した資格・検定はこの5つです。
- TOEICなど英語資格:海外生活・現地採用・外資転職
- MOS・Excel:事務・在宅・CS・Ops
- 日商簿記:経理・バックオフィス・副業
- FP:家計・資産形成・帰国後の生活
- ITパスポート:IT企業・在宅ワークへの入口
この中から全部取る必要はありません。
むしろ、私は1つか2つで十分だと思います。
海外生活では、また引っ越すかもしれない。
日本へ帰るかもしれない。
次は別の国へ行くかもしれない。
だからこそ、場所に依存する資格より、
国が変わっても自分の中に残る「英語+実務スキル」を育てる。
私はこの考え方が、駐在妻のキャリアにはかなり合っていると思います。
まずは、自分が2〜3年後にどんな仕事をしていたいか。
そこから逆算して、一つだけ勉強を始めてみるのがおすすめです。


