
夫の海外赴任が決まった。でも私は英語が全然できない…。
海外に住むって、英語が話せなくても本当に大丈夫?
駐在が決まったとき、こんな不安を感じる人は多いと思います。
しかも駐在員本人なら、会社で英語研修があったり、現地スタッフのサポートがあったりすることもあります。
でも、妻には何もない。
夫は朝から仕事。
その間に、
- スーパーへ行く
- 宅配を受け取る
- コンドミニアムのトラブルを伝える
- 病院へ行く
- 美容院を予約する
- タクシーや配車アプリを使う
といった日常生活は、自分で回していかなければいけません。

私も実際に海外で暮らしてみて思いました。
駐在妻に最初から必要なのは、ビジネス英語でもTOEIC900点でもなく、「一人で生活できる英語」でした。
この記事では、英語が苦手なまま海外赴任が決まった駐在妻に向けて、
- どのくらい英語ができれば生活できるのか
- 赴任前に何を優先して勉強すればいいのか
- 海外へ来てから英語を伸ばす方法
- 私なら今、何から始めるか
をまとめます。
結論|駐在妻は英語ペラペラじゃなくても生活できる
まず安心してほしいのは、英語が得意ではなくても海外生活そのものはできます。
特にアジアの都市部では、昔と比べて英語を話さなくても済む場面がかなり増えています。
例えば、
- Grabなどの配車アプリ
- フードデリバリー
- オンライン決済
- Google翻訳
- WhatsAppやMessengerでのチャット
があります。
タクシーの運転手に住所を説明できなくても、アプリに行き先を入れれば到着します。
電話が苦手でも、チャットで問い合わせできることもあります。
だから、
英語が話せないから海外で生活できない
というほどではありません。
ただし、もう一つ事実があります。
英語が少しできるだけで、海外生活の自由度はかなり変わります。
駐在妻が英語を使うのは「意外と地味な場面」
海外生活というと、外国人の友達と英語で楽しく会話する姿を想像するかもしれません。
でも、私が思う実際の英語はもっと地味です。
- 「荷物がまだ届いていません」
- 「エアコンから水が漏れています」
- 「予約を変更できますか?」
- 「この薬は1日何回飲みますか?」
- 「カードで払えますか?」
- 「辛くしないでください」
- 「○時に夫が帰ってきます」
こういう英語です。
つまり、赴任前から難しい英語を勉強するより、「自分が現地で言いそうなこと」を先に英語にしておく方が役立ちます。
駐在妻に必要な英語力はTOEIC何点?

私は、生活目的ならTOEICスコアだけで考えなくていいと思っています。
なぜなら、TOEICである程度点数が取れても、
「洗濯機が壊れました」
が咄嗟に言えないことは普通にあるからです。
逆にTOEICの点数が高くなくても、生活でよく使うフレーズを覚えている人なら意外と困りません。
駐在妻なら、最初はこんな状態を目標にすれば十分です。
- 自分の名前・家族・住んでいる場所を簡単に話せる
- Yes / Noだけでなく短い文章で答えられる
- 分からなければ聞き返せる
- 店員さんに簡単な質問ができる
- 困った状況を2〜3文で説明できる
まずは「流暢さ」より「用事を終わらせられること」。
これで十分です。
赴任前に英語ができない駐在妻がやるべきことは3つ
もし今、渡航まで1〜3か月しかないなら、私は勉強を広げすぎません。
やることは3つです。
1.自分の「生活英語リスト」を作る
最初にやるのは単語帳ではありません。
海外で自分が困りそうな場面を書き出します。
例えば、
| 場面 | 覚えておきたい英語 |
|---|---|
| コンドミニアム | repair / broken / water / electricity / air conditioner |
| 病院 | pain / fever / medicine / appointment / allergy |
| スーパー | receipt / cash / card / bag / change |
| レストラン | order / bill / spicy / allergy / takeout |
| 宅配 | delivery / address / lobby / receive / arrive |
こんな感じです。
さらに単語だけではなく、
The air conditioner is not working.
のように、一文で丸ごと覚える方が使いやすいです。
ここが一般的な英語学習と少し違うところです。
英語教材の順番ではなく、自分の生活の順番で英語を覚えます。
2.「聞き返す英語」を最優先で覚える
英語初心者にとって、一番怖いのは話すことより、相手の返事が聞き取れないことです。
自分の言いたいことは事前に準備できます。
でも、相手が何を返してくるかは分かりません。
だから私は、最初にこのあたりを丸暗記しておくのがおすすめです。
- Sorry?
- Could you say that again?
- Could you speak slowly?
- What does that mean?
- Could you type it here?
- Can you show me?
特に便利なのが、
Could you type it here?
です。
聞き取れなければ、スマホに打ってもらえばいい。
海外生活では、全部を自分の耳だけで解決しなくてもいいんです。
翻訳アプリも使えばいいし、スクリーンショットを見せてもいい。
「英語力だけで戦わない」のも、海外生活のコツだと思っています。
3.渡航前からオンライン英会話を始める
そして一番おすすめなのが、実際に英語を話すことです。
英語初心者ほど、
もう少し話せるようになってからオンライン英会話を始めよう。
と思いがちです。
でも私は逆だと思っています。
話せないからこそ、話す練習を始める。
最初の目標は、先生と25分楽しく会話することではありません。
まずは、
My name is ○○.
I’m from Japan.
I’m moving to ○○ next month.
My husband works there.
これが言えたら十分です。
そして、言えなかったことをレッスン後に調べます。
例えば、
「夫の海外赴任についていきます」って英語で何て言うんだろう?
と思ったら、その表現を覚える。
次回のレッスンでもう一度使う。
この繰り返しです。
私なら赴任前30日をこう使う
「結局、毎日何をすればいいの?」という人向けに、私ならこうします。
| 期間 | やること |
|---|---|
| 1週目 | 自己紹介+中学英語の復習 |
| 2週目 | スーパー・レストラン・Grabの英語 |
| 3週目 | 病院・コンドミニアム・宅配の英語 |
| 4週目 | オンライン英会話でひたすら実践 |
1日30分〜1時間程度で十分です。
そして、最初から大量の参考書は買いません。
・難しい英文法
・TOEICの長文問題ばかり解く
・ビジネス専門用語
・ネイティブレベルの発音
・英単語を何千語も丸暗記する
もちろん将来的には勉強してもいい。
でも、赴任直前ならもっと生活に直結する英語を優先します。
実は「英語より先に準備した方がいいもの」もある
ここは駐在妻目線でかなり重要です。
英語だけ勉強しても、海外生活の不安が全部なくなるわけではありません。
私は渡航前に、英語と一緒に次のことを確認しておくのがおすすめです。
- 日本語が通じる病院はある?
- 緊急時の連絡先は?
- コンドミニアムの管理会社への連絡方法は?
- Grabなどの配車アプリは使える?
- 日本人コミュニティはある?
- 日本食スーパーはどこ?
- 夫の会社に家族向けサポートはある?
英語ができなくても、困ったときの逃げ道を知っているだけで安心感はかなり違います。
駐在妻が英語ができないと、本当に困るのはこの5場面
1.病院
これはかなり重要です。
元気なときは翻訳アプリを使えます。
でも高熱が出ているときに、症状を一から英語にするのはつらいです。
最低限、
- いつから
- どこが痛い
- どんな症状
- アレルギー
- 飲んでいる薬
は言えるようにしておくと安心です。
2.家のトラブル
海外のコンドミニアムでは、日本より設備トラブルが起きることもあります。
水漏れ。
エアコン。
インターネット。
停電。
洗濯機。
このあたりの単語は覚えて損しません。
3.電話

個人的に一番難易度が高いと思うのが電話です。
相手の顔が見えない。
ジェスチャーも使えない。
音質も悪い。
だから初心者なら、できるだけチャット・メール・アプリで解決できる環境を作っておく方がいいです。
何でも英語力だけで乗り越えなくていいと思います。
4.ちょっとした要望を伝えるとき
生活していると、
「もっと弱くしてください」
「これ抜きにできますか?」
「明日に変更したいです」
みたいな小さな要望がたくさん出てきます。
こういう英語が言えると、生活のストレスがかなり減ります。
5.自分一人で出かけたいとき
英語が怖いと、だんだん、
夫がいる週末に行けばいいや。
となります。
でもこれが続くと、海外にいるのに自分一人ではどこにも行けない状態になってしまいます。
英語を勉強して一番よかったことは、私は「夫がいなくても自分で動ける範囲が広がること」だと思っています。
海外に住めば英語が勝手に伸びる、は半分ウソ

私も以前は、海外に住めば自然に英語が話せるようになると思っていました。
でも実際は、そうでもありません。
日本人の友達と会う。
日本人向けスーパーへ行く。
Grabで移動する。
デリバリーで食事を頼む。
これだけで一日が終わることもあります。
つまり、
海外にいる=英語を使っている
ではありません。
だから、駐在後も意識的に英語を使う場所を作った方がいいです。
赴任後に英語を伸ばすなら「今日困った英語」を覚える
海外生活が始まったら、私は参考書中心ではなく、その日困った英語を勉強するのがおすすめです。
例えば、コンドミニアムで、
「排水口が詰まっています」
が言えなかった。
帰宅したら調べる。
翌日、声に出して言う。
オンライン英会話でも使ってみる。
これを続けます。
なぜなら、自分が実際に困った英語は、また使う可能性が高いからです。
万人向けの英単語帳より、自分専用の英語帳を作るイメージです。
仕事をしていない駐在妻なら、英語学習はかなりおすすめ
駐在妻になって、一時的に仕事をしていない人もいると思います。
ビザの問題。
夫の会社の規定。
赴任期間。
子どもの学校。
いろいろな理由で働けないことがあります。
もし時間があって、
せっかく海外にいるし何か一つやりたい。
と思っているなら、英語はかなり相性がいいです。
今すぐ仕事をするためでなくてもいい。
英語が少しできるだけで、今の海外生活そのものが楽になります。
そして帰国後に働きたくなったときにも、英語は残ります。
オンライン英会話は駐在妻とかなり相性がいい
私は駐在妻こそ、オンライン英会話を使いやすいと思っています。
理由は、
- 自宅でできる
- 送迎不要
- 海外からも続けられる
- 英語を話す時間を強制的に作れる
- 生活で困った英語を先生に聞ける
からです。
特におすすめなのが、教材だけを進めるのではなく、
Yesterday, I couldn’t explain something to my condo staff.
のように、現地生活で困ったことをレッスンに持ち込むことです。
「昨日これが言えなかったんです」と先生に伝えて、正しい表現を教えてもらう。
これならオンライン英会話が、そのまま駐在生活の予行練習になります。
最初から一社に長期契約するより、無料体験を2〜3社受けてみるのがおすすめです。
「先生と話していて一番緊張しなかった」「初心者教材が分かりやすかった」という感覚で選んでもいいと思います。
まとめ|駐在妻の英語は「夫なしで生活できる」を最初のゴールにする
英語ができないまま海外赴任が決まると、不安になります。
でも、いきなり英語ペラペラになる必要はありません。
駐在妻なら最初は、
- 生活で使うフレーズを覚える
- 聞き返す英語を覚える
- オンライン英会話で話してみる
- 現地で困った英語をその日のうちに覚える
このくらいからで十分です。
私が一番大切だと思うのは、
「英語が話せる人になる」ことではなく、「夫が仕事中でも、自分のことを自分で解決できるようになる」こと。
病院へ行ける。
一人でカフェへ行ける。
家のトラブルを伝えられる。
旅行先で質問できる。
そんな小さなことが一つずつできるようになるだけでも、海外生活の安心感はかなり変わります。
そして、せっかく海外にいる今は、覚えた英語をその日のうちに使える環境があります。
最初から完璧を目指さず、まずは「一人で生活できる英語」から始めてみるのがおすすめです。


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