マザー・マザー02
向かい合う必要もないと頭を洗いながら思う。髪の絡まった排水口には泡が溜まり、流れなくなるのを見ながら胃もたれを感じる。戦わないことは逃げではなく、孤独であることは悪いことではなく、引きこもることは生活をしていないことには...
向かい合う必要もないと頭を洗いながら思う。髪の絡まった排水口には泡が溜まり、流れなくなるのを見ながら胃もたれを感じる。戦わないことは逃げではなく、孤独であることは悪いことではなく、引きこもることは生活をしていないことには...
壊れかけのCDプレイヤーを未だに使っている。とはいえ、気まぐれにごくたまに。 単3電池を入れ替え、イヤホンは押し込みすぎると聞こえなくなるので微妙な塩梅で抜き差しする。 ふとニーナ・シモンが聴きたくなって持ってたアルバム...
秋篠宮家の眞子さまと小室圭の結婚問題について、ほとんど同い年なので思うことは、ここまで拗れているのはやはり女性のバージニティの問題にあるように感じる。皇室に関するタブーを破り、メーガンのように赤裸々に語ることは想像できな...
「『断腸亭日乗』を読む」 (岩波現代文庫)を読んだ。 『濹東綺譚 (ぼくとうきたん)』(岩波文庫)を読んでから好きな永井荷風。彼の印象は端的に言うと、ダメ男でエロじじいなんです。でも自由に生きていくという、私た...
「男よりも女のほうが、想像力が豊かだ」というのは、ときどき聞く話。理由として語られるのは、「もともと女性は、言葉が話せない赤ちゃんの感情を読み取るために、何を要求しているかなど、表情からいろいろ想像しないといけないから」...
現在流行中と思しき日本のフェミニズムについて考えた覚書きです。 一部の悪い人たちが不快感を与えていることは間違いなくて、世間に思われていること、それに対する自身の気持ちをまとめました。 フェミニストが世間から支持されない...
個人的な意見をまとめたコラムです 家父長制は、父親を「一家の長」とする制度で、父親に家族を扶養する義務を負荷するのと同時に、家族を支配統括する父長権を与える制度のことです。 古代ローマにも家父長制はあり、家を存続するため...
フェミニズムって難しいことだという自分への指摘でもあります 「逃避する自分を正当化したいという気持ちといつも向き合っている」のだと懇願されても困ってしまう。この向き合い方で自己実現できないからと怒り、苦しみ、悲しむという...
フェミニズムの歴史は、男性によって形作られた世界で完全な人間性を体験しようと努力している女性の歴史であるのだけれども、どうしても男性の優位性を示す「男性によって形作られた」社会や歴史という表現を見ると、旧約聖書の創世記第...
『反解釈』 スーザンソンタグ『反解釈』を読んだ。 スーザンソンタグ『反解釈』を読んだ。難解な本ではあるけれど、一言で言うと解釈は作品にとってすべきではないということかと思います。ゴダール映画と絡めた感想と心に残ったフレー...