surgery

子宮内膜症・卵巣嚢腫摘出手術日記1日目・入院後

入院室に入る。4人部屋の窓際でこの日は陽が入っていて気持ちよかった。昼食前にお腹が空いて持ってきていたおやつと自動販売機で買った紅茶を飲む。(おやつは他にもわんさか持ってきたのだけれど、今これを書いている術後の私は何を食べられないのに持ってきてるんだと怒っている)そのあと時間を把握しておらずすぐに昼食がきて、はじめての入院食。入院食は朝は8時半、昼は12時半、夜は18時頃に来ることがのちにわかった。

<この日のメニュー(昼)>

  • ゆかりごはん(香らないくらいのほのかなゆかり)
  • 汁物(お星様の形のにんじん、キューブ状のさつまいも、小松菜入りの和風出し、星は何かの祝いか)
  • さんまと大根おろし煮(ふにゃふにゃ、皮目がパリッとしたさんまがもう懐かしい)
  • ナスの煮浸し(これにも赤、緑、黄のお星様形のもっちりしたお麩が乗っていた、何かの祝いか)
  • 和菓子もあった(よくわからず食べず、のちにわかるが今日は秋分の日)

隣に入院している女性が驚くべきほどうるさく、点滴ひとつで大騒ぎしている。くしゃみをしたら「ごめんなさい」、食事前は「いただきます」と丁寧なのだけれども大袈裟で、スマホでパシャパシャと食事をとったり病室を撮ったり忙しい。枚数がとにかく多い。ごはん写真を撮っているが、そんなに撮るようなものでもないと、この昼の1食で判明し、私は金輪際撮らないと決めた。初日にして早くも退院したくなっているが、あまりおいしくない食事だからこそ、よく噛んで早く消化を促したいものだと思う。ありきたりではあるけれど、退院して美味しいものを食べることを励みにがんばろう。

14:30頃。創部の毛を剃られる(陰部を恥骨当たりまで)、オリーブオイルでへその汚れをふやかして落として感染症予防の掃除。クーラーが寒くて少し温度を上げてもらう。

病室の外で看護師さんの誰かがお説教を受けている、女の職場はどこでも大変だな。私を担当する女性看護師は、新人のようでものを突然飛ばしたり、腕のタグをびっくりするほど長くつけてしまったり、血圧計のバンドで皮膚を挟んだりと、奇想天外なミスを連発していて、すこし抜けたところがあるようだけどかわいらしい女性だった。

16時から風呂。術後3日間はシャワーもNGということで、浴槽を1時間予約してもらっていた。共同の風呂に抵抗はあったものの、今後のことを考えてたくさん湯を貯めて、これでもかとシャンプーリンスを使って髪を洗った。部屋に戻り、貴重品ボックスの鍵をし忘れるはおろか、扉を開けっぱなしにしていて、自分の手癖の悪さに唖然とする。盗まれてはいないと思うけれど、以前盗難があったようなので今後は注意。

パソコンのキーボードの音、ノートに文字を書く時に揺れるテーブル上の食器の音まで気になる。ために血圧を測られたり、体調管理で突然に名前を呼ばれて病室のカーテンを開けられるのだけれど、イヤホンをしていて気づかなくてびっくりする。今後、今のインターネット社会とコロナで人が会話をしなくなっている時代に生きた人たちの病室は本当に静かで、いとまを過ごすのに本を読む人もテレビを見る人もおらずネットをするだけになるのだろうか。点滴されていたり、身動きがとれなかったりする患者たちは何をして過ごすのだろうか。なんだか未来のそんなことまで考えていた。

夜18時頃。おやつに持ってきていた芋ケンピをポリポリ食べていたら、看護師さんが「わかりやすいところに表を貼っておきますね!」と急に注意点「☑︎食事20時以降禁止 ☑︎飲水9時以降禁止」と書かれた紙を部屋に持ってきた。おやつを楽しげに食べる人間への念押しなのだろう。手術前というのは麻酔時に戻してしまうといけないので、厳格な食事制限がなされる。

晩ごはんが予想より早く来てあまりお腹は空いていなかったけれど、今日の20時までしか食べられないのでゆっくりと食べ始めた。

<この日のメニュー(夜)>

  • さわら?と大根煮(また魚なのは選択した私のミス)
  • 豆腐とにんじんのチャンプルー(ゴーヤはない、鰹節入り、塩分控えめ)
  • もずくときゅうりの酢の物
  • 白ごはん
  • オレンジ

明日は朝も昼も抜きなのが寂しい…。お菓子入りのビニール袋の封を固く閉じた。ついに明日は手術日。

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