ひとつの記事にまとめるほどでもないけれど、なんとなく気になったテーマをまとめています。
ゴブリンモード
英オックスフォード英語辞典が2022年に選定したゴブリンモード。最終候補に残っていた、ゴブリンモードとは「怠惰や反社会行動」を表すらしい。
そもそもゴブリンは、死者とともに現れて人間へ妖精の食物を食べるよう誘惑するような邪悪な存在。一般的に思われる悪い行動を指すのだろう。
中国では寝そべり族、アメリカではQuiet quitting と、世界中で生きていくことへのやる気が失われつつあるように感じる。というよりも労働と暮らしが既存のままではアレルギーを起こす人が増えている。
英オックスフォード英語辞典が毎年選定している「今年の単語」、なんと今年から世界中の人々の投票によって選定される。2022年の最終候補は、(1)コロナで普及した”ゴブリンモード”(怠惰や反社会行動), (2)”メタヴァース”,(3)ハッシュタグで連帯を表す“# IStandWith” の3つ。
https://twitter.com/ogawa_kimiyo/status/1595026008058769408?s=20&t=P3ylRME55mRFdj9DcujZDA
アマゾン先住民の村、若者の自殺相次ぐ
個人的にかなりショッキングだった。先住民の暮らしについては国分拓の『ノモレ』を読んで文明社会と未接触だからこその独自の生活に興味を抱いていた。
未接触だったからこそ生きながらえてきた文化というものが、文明社会とネットと結びつくようになってころされている……、とも言える。
私自身は文明社会で当たり前のように生きているけれども、羨望が渦巻く社会、お金を稼ぐことが第一の資本主義というのは悪霊であると言われればたしかにそうなのかもしれない。価値観を見失うというのはそれだけ人間が生きていく上で重大な問題であると感じた。
南米コロンビアのアマゾン(Amazon)熱帯雨林にある先住民ティクナ(Tikuna)の村アララ(Arara)で、10代の若者の自殺が相次いでいる。
9月に入り事態を重く見たシャーマンが、アルコールやサッカー、音楽なしで過ごす「隔離」の儀式を開始した。西洋から侵入した悪習が若者を先祖の価値観から遠ざけているとして、「悪霊」を村から追い払うためだ。
AFP:アマゾン先住民の村、若者の自殺相次ぐ コロンビア
小池都知事、健康な人の卵子凍結支援「対応を検討」
東京都の小池百合子知事は7日、都の不妊治療支援事業の卵子凍結について健康な人への対象拡大を「検討していく」と話した。小池氏は民間企業の福利厚生を例に挙げ、「健康な女性の間で将来の選択肢として関心が高まっている」と理由を述べた。
同日の都議会本会議で都民ファーストの会の後藤奈美議員の代表質問に答弁した。
卵子凍結はがん治療などに伴う妊孕(にんよう)性の低下に備えて実施する「医学的適応」と、健康な人が将来の妊娠のために実施する「社会的適応」によるものがある。都は若年がん患者らが生殖機能を温存するための卵子凍結の費用を助成している。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC077YL0X01C22A2000000/
結構、これを聞いたときには衝撃が走った。精子バンクのような感じではなく、晩婚化が進んでいるので女性がキャリアを進めていくうちに例えば40代になって妊娠を望むようになったタイミングで若い時の自分の卵子を使う、ということなんだと思う。そのための助成金を検討しているのだろう。
私が卵子凍結のことを知ったのはYoutuberてんちむの動画だった。動画内の病院によれば、診療から採卵まで25万円ということだった。そこから保存するための費用が毎年かかってきて、1年ごとの更新。卵子10個までは4万円、11個以上だと7万円。補助となると、不妊治療の費用支援と同じようなイメージになるのだろうか。Netflixで不妊治療に取り組む40代夫婦の作品『プライベート・ライフ』を観ていたので、子どもを持つというのは本当に大変なことだと改めて感じる。実感は伴っておらず、ただ大変だなと思っている自分が少子化の根本的な問題なのかもしれないけれど、今は自分のことは棚に上げている。
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