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成田悠輔の横道の逸れる人生を表したような音楽と映画『勝手に逃げろ人生』

突破ストーリーを聞かれて、「ずっとローテーションで、突破するというより横道の逸れる人生」を表したような音楽として答えていたのが、ゴダールの勝手に逃げろ人生のサウンドトラック。

選んだ楽曲だけでなくゴダールの変遷に関する特が面白かったのでその記録。

ラジオ書き起こし

成田:映画で『勝手に逃げろ人生』っていう映画があるんですよ。ジャン=リュック・ゴダールという映画監督が撮った作品で、ガブリエルヤレド(Gabriel Yared)っていう人が作っているんですよ。そのサウンドが僕好きで、ただ勝手に逃げていく意味があるのか無いのかわからない人生についての寓話みたいな映画でその音楽も前に進んでいるのか後退しているのか、突破しているのか壁の目の前で居眠っているだけなのかわからないみたいな、時間と場所の歪みみたいなのが現れている感じの音楽で好きだと思ったので、勝手に逃げろ人生のサウンドトラックを選びました。

ーーーシンパシー感じますか?

成田:ちょうどゴダールっていう映画作家の変遷が面白いなと思って、初期は結構当時のヌーヴェルヴァーグの流れの寵児みたいになって商業的に結構うまくいって、60年代になぜか政治とイデオロギーの火がついてしまってひたすら毛沢東語録を読み上げるとかっていう謎の映画を撮りまくってやたら過激化したと思ったらその後政治からも商業からも身を引いて、誰が求めているのかわからないようなすごく抽象的でニッチな作品をひたすら自分でちまちま資金調達しては作るみたいなことをやりはじめたんですよね。

この作品とかはそれがちょうどはじまった時期の作品だと思って。さっきの話で言うと民主主義からも資本主義からもどう逃れて生き続けるか、作り続けるかみたいなのがちょっと凝縮されているような、そういう良さもありますね。

サントラ

Gabriel Yaredのサントラ一覧。ベティブルーの楽曲も担当していると知って興味がより沸いた。

  • 1.Film “Sauve qui peut la vie” :
  • 2.Sauve qui peut la vie (generique)
  • 3.Le commerce
  • 4.Rumeurs dans la ville
  • 5.L’imaginaire
  • 6.La peur
  • 7.De l’enfer a l’au-dela
  • 8.Monsieur Personne
  • 9.La vie a contre-temps
  • 10.La musique
  • 11.Film “Malevil” :
  • 12.Prelude a la pluie
  • 13.Les vents de Malevil
  • 14.La ballade des boiteux
  • 15.Mon theme prefere
  • 16.Choral des metaux
  • 17.Fulbert’s blues
  • 18.Sonate de basse-cour
  • 19.Malevil sous la pluie
  • 20.Java de Malevil

参照:Film Music Vol.1 – 1980 – Sauve Qui Peut La Vie / Malevil

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成田悠輔が研究者だけでなくタレントとしてメディア活動を続けている理由

1992年生まれ。趣味は読書と映画鑑賞と自転車・散歩など。それからいろいろな土地に住みついて文化や食べ物、言語を学ぶことが道楽。ブログはぼちぼち更新していきます。どうぞよろしくお願いいたします。