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【全3冊】ローカル女のおすすめ本・マンガ紹介(とり・みき編)|Kindle Unlimited対象

Kindle Unlimitedヘビーユーザーのローカル女です。2ヶ月で99円という破格を叩き出すもんだから書店は泣いてしまいます。消費者としては読書をこんなにザクザク楽しんじゃっていいのかしらという気持ちですが、いいのでしょう。

ということで今回のおすすめKindle Unlimited対象本まとめです。

とりみき三部作

  • 山の音 (文春e-Books)
  • パシパエーの宴 (文春e-Books) 
  • トマソンの罠 (文春e-Books)

3つともKindle Unlimited対象なのですが、シュールでいて知的好奇心をくすぐられてすごくおもしろかった。特に私がおすすめしたいのは、パシパエーの宴。山の音はこの中でも正直最下位でしょうか。

どんでん返しされるというか、読んでいる自分を信じられなくなるというか。私は「エリート」という作品がめちゃくちゃすきでしたね。航空会社に1人だけしっかり試験を受けて入社する男性がいるのですが、入社してみて研修を受けるなかで何かがおかしいぞ…。みたいに気づく。なんとなく、田舎と都会のコンプレックスだとか、学歴・会社ブランドコンプレックスを穿り出してそのコンプレックスを練ってぶつけてこねくり回して作り上げた美しくも、その材料は異物が色々と混入しているような怪しさ漂う作品というか。

プリニウスでヤマザキマリとふたりで作品を描いているのは知っていたのですが、こういう作風がメインだったのかとおどろきでした。なんとなくつげ義春を思わせる作風。神話だったりオカルトだったり、宗教ネタ、陰謀論あたりが好きな人は絶対好きだと思います。

地方出身女。趣味は読書と映画鑑賞と自転車・散歩。いろいろな土地に住みついて文化や食べ物、言語を学ぶことが道楽。ブログはぼちぼち更新していきます。