[映画]プライドと偏見

ART

Netflixで『プライドと偏見』を観た。2021年3月3日で一旦配信は終了になる。

あらすじ

18世紀、女性に相続権がない時代のイギリス。女の幸せは豊かな財政の男性と結婚すること・・・。 貧しくはないけれど、大金持ちでもないベネット家では、5人の娘たちが白馬にまたがったリッチな王子様を探しており、隣に越してきた金持ち・ビングリーの噂でもちきりだった。読書好きの次女エリザベスは、ダンスパーティーでビングリーの親友・ダーシーの高慢な態度に腹をたてるが、ダーシーも彼女の聡明さと金持ちへの偏見に苛立ちを覚える。いつしか互いが気になる二人だが、誤解は解けないまま。やっと少し打ち解けるきっかけが掴めた二人だが、その頃、ベネット家の末娘の身に大事件が起こっていた!

感想

多分なんだけど、海外では評価は高くなさそうな、古典文学『プライドと偏見』の2006年の映画。それまでにも何度か映画化されているので、古いものも観たくなった。
私としてはとても楽しめた。Netflixのブリジット家で、18世紀の女の幸せ=結婚である時代の作品は観ていたので、時代背景への混乱もなく観れたように思う。大学の時は英米文学に興味を持てなかったのに、今の年になってハマっている。年を取るのはこういう変化があるんだね。
今の時代であれば、結婚だけに胸をときめかせ、将校の男に対しても天真爛漫にハンカチを落として出会いを求める女、なんてものはなりたい像ではないのかもしれないけれど、この作品に出てくる姉妹は素直にかわいい。五人姉妹なのだけれど、全員が同じ年に舞踏会に参加する。のちにわかるのだけれども、裕福な家ではないから、姉が嫁いでいなくても全員同じタイミングで参加していたようだった。(衣服とかの問題なのかな、ここは勉強不足)若草物語みたいに、姉妹それぞれが性格が違っていて、中でも主役のエリザベスは賢くて、ユーモアがあって、気が強い。すごくかわいくて魅力的だった。他の姉妹が、相手構わず自分の気持ち構わずに結婚していく中で、彼女だけで意思を持っていた。
そのことに気づくのが、高慢で不愉快な男とされる、ダーシーなのだけど。このダーシーが私のタイプで、もうすごく好き。ルックスも好きなのだけれど、エリザベスに愛の告白をするシーンがすごく好き。溜める演技というか、言葉の出し方というか、すごくうまい。こちとらきゅんきゅんした。若い時のニコラスケイジにルックスが少し似ていて、白シャツから見える胸毛もありました。(ニコラスケイジの剛毛には及ばないけれど)
容姿、語学、音楽、芸術。雰囲気、歩き方、読書量にまで、理想の女性像は多岐に渡る。これを全て兼ね備えていたけれではないのだけれど、女が持たない権利に対して屈することなく、自分の思いを発言するエリザベスにダーシーは希望を見出せたと言っていた。
個人的に好きだったのが、姉妹のいとこのコリンズ。コリンズ役の俳優は、デフォなのかモテない男でいつも通りサル顔だった。この人がもう退屈な話を延々とする男で、なんだけでど姉妹たちが持てない領地の権利を全て持っているので、姉妹も母親も嫌っていた。でも母親にとっては、領地を手にするので姉妹の誰かは嫁がせたいと思っていて、標的にされたのがエリザベスだった。結局、コリンズは玉砕して、姉妹の中でもモテないで先がないと思い込んでいる子が嫁いで行った。(なんとも不便…)
映画自体は、牧草の風景や音楽が豊かで、まるで原作の行間を読んでいるかのような、そういう静かなシーンが多くて、観ていて心地よかった。舞踏会も楽しげで、こちらも盛り上がる気持ちになってくる。
とりあえずダーシーに恋をした映画でした。

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