福岡市に宿泊した。
GOTOキャンペーンという疫病振りまき粗悪計画と思いきや、自分が活用することになるとは。8泊泊まる+往復の航空券で16000円ほど、さらに地域クーポン(GOTOクーポンのほうがよかったと思える、使用したいと伝えたときの地方の混乱たるや)なるものが4000円分あり、合計で12000円という破格で旅行ができた。
なのだけど、ホテルに入ると入り口で「宿泊税」なるものをルームキーと引き換えに請求され、萎えた。ケチなのだ。現金払うのいやなのだ。
ここではその萎えた「宿泊税」とは何かをお伝えします。今後、東京、京都といった主要な観光地各地で増えるらしい。それなら宿代に入れろ!と思うのだけれど、税なので現金支払いしかできないようです。
概要
2020年4月1日からスタートした地方税制度。宿泊料金の支払い方法に応じて、宿泊施設に支払います。支払ったお金は、宿泊施設から各自治体へ納入される仕組みです。
宿泊税は、各自治体が独自に実施している地方税です。
実施している自治体の地域にある宿泊施設に宿泊し、各自治体の定める条件に該当する場合に課税されます。
画面上に表示される料金に宿泊税は含まれておりません。直接宿泊施設にお支払いください。(参照:たびゲーター『宿泊税とは?』)
いくら払うの?
ここでいう宿泊料金は素泊まり料金で、食事代や消費税は含みません。
宿泊料金(1人1泊)あたり
- 20000円未満だと 200円(うち県税50円)
- 20000円以上だと 500円(うち県税50円)
わたしは7泊したので、ホテルの受付で1400円ほど払いました。塵も積もれば山となりますね。
そもそも何に使っているの?
どうして突然宿泊に税金がかかってきちゃったのかしら?と思い、目的を調べると
都市としての利便性や魅力を高めるため、観光資源の魅力向上や受け入れ環境の整備などに活用
[例]Wi-Fiがつながりやすい、ビジネスでも利用しやすい、観光案内がわかりやすい など
とのこと。海外に目を向けてみると、サウジアラビア、スイス、イタリア、スペイン、ドイツなどは税金がかかってくるようなので、日本だけではないみたいです。
ちなみに、フランスやベルギーは最大で1泊5ユーロ(日本円にして600円くらい)なので日本の3倍ほど高いですね。
参照:海外ホテルの宿泊税とは?
各自治体ごと
わたしが滞在したのは福岡ですが、各自治体ごとに異なりますので、詳細は下記のリンクからご確認ください。
- 東京都宿泊税について
- 大阪府宿泊税について
- 京都市宿泊税について
- 金沢市宿泊税について
- 倶知安町宿泊税について
- 福岡県宿泊税について(2020年4月1日開始)
- 福岡市宿泊税について(2020年4月開始)
- 北九州市宿泊税について(2020年4月1日開始)