両親という二人の男女。【映画】マリッジストーリー

ゴールデングローブ賞期待作品であるということで、12月6日から配信されたマリッジストーリーを観た。

12月はアイリッシュマンも公開されたり、ガールフレンズオブパリやザ・クイーン、今をときめくティモシーシャラメのイギリス歴史ドラマキングなど、年末から怒涛の更新で、ネトフリ好きとはいえ、もう追いつけない。

アマプラに浮気をしていたツケが回っている。溜めすぎて見終わらない苦しみよ。(それなら見なけりゃ良いということだが、そうはいかない)

1日24時間しかない限られた時間に、どう動画をみる時間をつくるのか。激しい、生活の中での時間の奪い合いが行われています。

 

ストーリー
「イカとクジラ」「ヤング・アダルト・ニューヨーク」のノア・バームバック監督が、スカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバーを主演に迎えて描いたNetflixオリジナル映画。女優のニコールと夫で舞台演出家のチャーリーが結婚生活に葛藤を抱え、離婚に向かっていく姿を描いたヒューマンドラマ。結婚生活がうまくいかなくなり、円満な協議離婚を望んでいた2人だったが、それまで溜め込んでいた積年の怒りがあらわになり、弁護士をたてて争うことになってしまうう……。https://eiga.com/movie/91605/

 

ノア・バームバック監督自身の離婚を題材にしているだけあって喧嘩のシーンはヒリヒリする、けど泣ける。

(涙だけでなく、ユーモラスな家族のシーンは笑えるのでそこもおすすめ)

愛情と憎しみは紙一重とはよく言ったものだと、離婚を題材にした作品を読んだり見るたびに思う。

私の両親は、私が「20歳」になる「ちょうどいいタイミング」で離婚したいと思っていたと言っていた。

とは言え、中学時代にも一度離婚して、子供のためだと再婚したような人たちのちょうどいいタイミングなんて、彼らのタイミングであり子供は無関係だ。

離婚の話になると、決まって子供からの視点というものが語られる。この作品のレビューを見ていても、大人と子供の両方の視点が見れておもしろいとか、子供の気持ちを考えると泣けるとか、そういう類のものも多い。

私自身はこの作品は両親という、大人になったからこそわかる、ただの男女という視点だけで見る方が良いと思う。綺麗事なんか作ればいくらでも作れる、そういう男女の物語であって、子供がどうとかでなくて、ただ男女が愛し合って結婚して愛が憎しみに変わることもあって結局離婚を選んだという、そういうシンプルな視点でいいと思う。

アダムドライバーとスカーレットヨハンソンの喧嘩熱演シーンは必見です。

https://twitter.com/IchigoIchieFilm/status/1207102397010497537?s=20

カットのない長セリフ。アドリブもあるのかしら?と思うほど自然で、大音量で観ていたのだけど、息するタイミングを失うほどグッと引き込まれた。

泥沼離婚裁判中の夫婦がこれまでの結婚生活での鬱憤を吐き出すシーン。妻と夫という、長く一緒にいた他人だからこそ自分以上にわかる相手のことを、痛めつけるように感情をぶつける。

山崎まどかさんのレビューも好きでした。

https://twitter.com/romanticaugogo/status/1206579385127456769?s=20

アダムドライバー、『パターソン』から好きになったけど、本当にいい演技するなあ。

 

<2020年2月16日追記>

韓国映画『パラサイト』の監督、ポン・ジュノが、「2019年のお気に入りの映画は?」というファンからの質問に対して、

「マリッジ・ストーリー。役者の演技が凄かったね」 と答えている。

題材としてはそこまで展開がないのだけど、やはり有名監督も認めるほど演技の際立った作品でした。

参照:交流サイトreddit

 

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