SNS依存は、養老孟司に言わせればギャンブルと同じ。ラインだけでなく、Twitter、YouTubeなどさまざまなコンテンツに依存をしてしまう私は何かしら不安を抱いていて、それを安心させる「人が物などに執着している状態」である安心毛布(security blanket)のような役割で使っていました。
私ってもしかしてLINE(ライン)依存症?
用がなくても友人のラインを待ち、通知を確認して、メッセージが出ればすぐにスマホを開いて返信。朝、目が覚めればすぐにスマホを開く生活をしていました。
これだとスマホにかじりつきっぱなしで自分で考えることもあまりなく、ただ小さな会話だけで1日が終わってしまい、何も手元には残らないままただ疲労感だけだ蓄積されていくような感じがあり、ラインから離れたい心から思い立ったのがきっかけです。
時間を決めても結局は見てしまうから
全くスマホを見ないと決めつけても全く長続きはせず、時間を制限してもどうしてもできない。はじめはスマホを手放して、ガラケーにすることも考えましたが、グーグルマップも使うしラインがなくなることはやはり連絡ができなくなり困るので結局はスマホを持ったままで依存を脱出する方法を実践してみました。
私の依存脱出方法
簡単ですが、LINEをスマホではなくパソコンで使うことです。
スマホのラインはそのままに、まずアプリのアイコンを使いやすい画面ではなく別の画面やあまり使わない目につきづらいフォルダに移動させます。アプリケーションやアイコンを長押しし、「ホーム画面を編集」をタップした後、指で押さえながら移動させたい場所まで動かすことで、移動することができます。
そして、パソコンにラインのアプリをダウンロードし、返信はできるだけパソコンで行うというだけです。パソコンでの使い方は以下の通り、公式のラインHPで紹介されています。
パソコンでLINEを利用する『LINEみんなの使い方ガイド』
変化とこれから
パソコンに変えたことでメッセージを返すことに余裕が持てて、ラインは連絡をするツールであることを再認識できたように感じます。またゆっくりと返信ができることで、文章も雑にならず伝えたいことをまとめて、送りたいスタンプや絵文字も吟味して丁寧に相手に敬意を示して返信ができるようになったように感じます。
それでいて、何かに縛り付けられない時間というのはとても心地いい。自由な気持ちになります。
「やめなきゃ」と行うと罪悪感を感じるのが依存症です。依存していなければ、やめなきゃという強迫観念にかられるわけがないからです。スマホを手放せないのはどこかにある自分の不安と対峙することになります。不安と同居するやり方を覚えられたときが自分の本当の成熟だと思っています。