多汗症手術ブログ

多汗症という病気について

言いたくはないけれど、これはれっきとした病気だ。私の手汗も病気でした。
汗が出て悩む部位は人それぞれで、わきの下や、足の裏、顔の周りなどで異常に汗をかく。 多汗症で悩む人は、日本に約300万人いると考えられており、人口の3~4%と推定されている。手汗だけという局所性多汗症であれば、計測されている人数はもっと少ないだろう。
多汗症全般つらいけれども、このうち日常生活をする上で特に支障をおよぼすのが、手のひら多汗症だと思います。(正式名称は、手掌多汗症-しゅしょうたかんしょう)
手のひら多汗症に悩んでいる人、理解したい人にむけて私なりにこの病気の難しさと概要についてまとめました。

日常生活にきたす支障

握手ができない、ノートや資料が汗で濡れて破れてしまう。これでは当たり前に学校でも職場でも活動に制限が生まれる。もし音楽家であれば、楽器を持つ手が汗で滑ってうまく演奏できないし、美容師であれば、ハサミが滑って使えないという悩みだって出てくる。
成長期に治療を受けることなく悩みながら過ごすと、それが悩みの原因やいじめの引き金となり、不登校や引きこもりになるケースだってある。

そう、たかが汗ではない。多汗症は、本人にとっては人生をも狂わせる、非常に辛い悩みだ。

多汗症の基準

手のひらはもともと物をつかんだりするために汗腺が多く、緊張やストレスなどの精神的刺
激により発汗が促進される。多汗症でなくても、普段は出ないのに緊張する場面で手汗を握
るのはそのためだと言える。
成長期に、まわりのみんなが勉強や恋愛に悩んでいるときに汗に悩んで過ごす辛さは、当事
者にしかわからない苦しみでだ。
どれくらい手に汗をかくのかというのは、イメージとしてはトイレから出てきて水滴を拭かない状態が四六時中続いている感じで、手のひらが常に濡れている。これでは、何かをやろうという気にならないのが当たり前だと思う。それでも一生懸命に取り組もうとしている人たちのことを私は本当に尊敬しているし、その たびに辛く悲しい思いをしている人がいるのもわかっている。

症状のレベル

症状の重さは、一般的にレベル(グレード)が3段回に分けられており、悩みの症状はレベル別に次のようなものがある。

レベル1の軽度は、手は汗で湿っている程度。光の反射を利用してよくよく見なければ、汗ばみはわからない。

レベル2の中等度になると、手のひらの汗ばみがはっきり見える状態になる。この段階になる
と、手に汗がたまり、水滴までも見える。

レベル3の重症になると、手のひらに汗の水滴ができ、汗がしたたり落ちる状態となる。一度、 手を握って、開くと水滴がしたたり落ちたりもする。

●レベル1 軽度 :手が湿っている(紙が波打つなど。)
●レベル2 中等度:手に汗が溜まる(ハンドタオルなどで拭いてもすぐにまた汗が出 る)
● レベル3 重度 :手に水玉ができる(ひどい場合は汗が滴る事もある。)

私はレベル2~3の症状だった。布手袋をつけても濡れて使い物にならないし、手のひらを
人前で開くことはできなかった。滴るほどではなかったが、つねに濡れている状態だった。

多汗症の原因とは

暑さに関係なく1年中、そうした状況の人もいるし、夏場に多くなる人もいる。症状が人そ
れぞれのように、原因も人それぞれだ。リラックスしているときや、眠っている時には、副交感神経が優位になる。この状態だと、汗が出ていないひとが多いのではないかと思う。

私自身は、お酒を飲んで気が緩まると手汗が自然と引いていた。(今、乾いている!と思った瞬間にドバッと汗が出ちゃうんだけどね。よくわかる、悩みあるあるです。)

多汗症の多くの人は、体の状態や季節を問わず、交感神経の反応が強く、過敏になっている
そう。交感神経が優位に働く理由は、精神的なストレス性のもの、遺伝性のもの、ホルモン
バランスの乱れなど様々。これだけ医学が進歩している世の中で、手のひら多汗症の原因詳細はまだわかっていないのは本当に不思議なことだと思う。突発性で遺伝が関係しているのか、それとも偶発生で自律神経に関係しているのか、憶測しかなく明確にはわかっていない。

これは完全に私個人の考えになるのだけれど、ここまで研究が進んでいないのは、結論から
言うと「悩んでいる人の数が少ないと誤解されていて、問題が重視されていない」のだと思
う。つらいときに病院に行く人が多ければ、こんなに悩んでいる患者がいるんだから医学界はど
うにかしなければ!と動くはずだ。しかし、多汗症の人々の傾向としては、誰にも気づかれたくない、手汗のことがバレないよ うに引きこもろう、汗は病気じゃないし……となりがちで、病院に行く人は少数派なのでは ないでしょうか。

海外の文献を検索してみたところ「イスラエルで手掌多汗症が 0.6% から 1% と いうもの からアメリカ合衆国での 2.8%,また 2007 年に中国で 4.36%までその報告は様々である」 との記載があった。『報告』という表現からからも分かるように、世界中でこの症状のデー タは、患者の発言がない限り正しくは測れないのだ。

これから先、多汗症の理解が進むにつれて代償のない治療法が見つかることを心から祈っています。

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