めしじゃめし。朝から食パンを二枚も食べたのに、昼過ぎからめしを探す。かろうじて「今はまだご飯の時間じゃないよ」と叱っても食べようとする、認知症による暴飲暴食ではない。
本人に食事の記憶はしっかりとある。朝は、チーズトーストと蜂蜜バタートーストをこしらえた。(こしらえたという言い方は渡る世間は鬼ばかりしか使わないのではないだろうか、あえて私はよく使っている。COOKもDOも全部こしらえる。)
玄米はおいしーよ
炊き立てのめしはうめい。玄米がすきじゃ。腹にたまらない、たまってもいいのだけれども、おやつをどうしても楽しく食べたい。私は毎日5食ほど食しているが、これが普通のことでとにかく毎日たくさん食べたい。胃の容量は大きいが、自由気ままに羽を広げて食べていると、もう社会に今以上に出られない姿になるために米を玄米に変えてみたのだった。お通じもよいし、歯応えがすこしあっておいしい。味も風味があって気に入っている。
玄米は意識高い食べ物なのか
白米一党独裁で玄米アンチの方がおっしゃるのが、玄米は炊くのがめんどくさいということ。健康だという話はよく聞くけれど、意識高い系の食べ物だとおっしゃる方が多い。
以前働いていた会社にて、「いつも玄米です」と主婦が勢揃いするランチの場で答えると一斉に「すご〜い」「意識たか〜い」の大合唱だった。さらに私は自宅に糠床まで持ち、漬物まで持っていったものだから「若いのにえらいわね〜」とお褒めのことばをさずかった。
ちなみに、糠床は毎日混ぜていない、100均の雑なタッパーに入っており、気が向いたら混ぜて、適当に残った野菜を突っ込んで、水気が出たら乾物を突っ込んでおく。重たい漬物を持ちたくないが食べたいの一心である。
炊くときはわざわざ吸水しない
わたしにとっては常識でも、一般的な考えとずれるとたちまちエクストリームな非常識扱いを受けることがある。適応できない。
私流の玄米の炊き方ももしかすると王道から遠く離れた、未知の王国の作り方なのかもしれないが、楽だしうまいし問題ない。
ちなみにうちでは炊飯器は使っていない、鍋。丁寧な暮らしに憧れた時期に奮発して購入したストウブちゃんが大活躍している。半永久的にわたしのもとにいてくれそうなほど頑丈でびくともしない。
炊飯器はあるけれども鍋を使うとおいしいし洗い物も楽なので鍋に切り替えた。炊飯器は棚に眠っているので、売りにいこうかな。
エクストリーム玄米炊き
一般的に、玄米とは拝むように優しく洗い、たっぷりの水で8時間以上は吸水させないといけないらしいが、私は吸水時間0。エクストリーム玄米炊きおばさんの誕生だ。
これにしてから、「あ!お米炊き忘れちゃったわ!」がすぐに解決するようになった。
やり方
まず玄米をご用意。
新米でも古米でもなんでもいい。ドラッグストアにはあまりないように思う。うちは2キロで980円くらい。鍋に玄米を入れて、水で洗う。ゴリゴリでも優しくでもどっちでもいい、濯ぐ(ゆすぐ)イメージだろうか。
水をある程度流したら、炊く用のお水を入れる。米1合に対して250mlを入れる。
これがすぐに忘れる。2合だと500ml。2だと500、こっちのほうが覚えやすいかな。
それから、よく知らんがどこかの情報で塩をひとつまみ入れると美味しいと書いてあったので、適当に入れてくるくると混ぜて、いよいよ炊く。
鍋の蓋を閉めずに、ずらして置いておいて、まずは中火で沸騰するまで待つ
沸騰したら蓋をしめて1分、そこからよわ〜い火にして30分、そしたらそのまま放置して20〜30分待てば完成。
なんて簡単。おいしい玄米が完成。
わしのワールドナンバーワンハリウッド飯
ここでわたくしが絶賛するも誰からも理解を得られない、玄米を使った個人的・ワールドナンバーワンハリウッド飯をご紹介する。
紹介もなにも、炊いた米をお皿に好きなだけよそって、ごま油と醤油を適量かけかるく混ぜて、その上に発酵三兄弟と私が呼ぶ「納豆・キムチ・メンマ」を好きなだけ載せて後は、煮るも焼くもせずにお口の中に放り込めば、ハリウッドナンバーワン飯の完成。ちなみにメンマは桃屋の穂先メンマやわらぎ辣油味がお気に入り。
すっごいおいしい。わたしは週に3回は食べているかもしれない。写真を掲載したいが、食べかけで見てくれがこれでもかというほど悪いし、想像に容易いため割愛する。ぜひお試しあれ。