天使の涙

[映画]天使の涙(原題:堕落天使)

1995年公開の『天使の涙』を観た。90年代の香港映画のネガフィルムの手彩色のような粗というか、乱れというか、そういう映像の雰囲気がとても好きだ。

顔も知らないエージェントに惚れられ、殺し屋は2人の関係に“期限”が近づいたことを知る。そして、殺し屋に恋をしたもう一人の女。一方、失恋した女は、前の恋を忘れるまでの“期限”つきで、口のきけない男と付き合う……。香港を舞台に、5人の男女の物語が交錯する。(参考:allcinema ONLINE

ウォン・カーウァイは、ラテン・アメリカ文学を思わせる、不思議な浮遊感やタイム・リミットへのこだわりが特徴らしい。(だからこそ私は彼の作品に惹かれるのだろうか)代表作は、「恋する惑星」、「天使の涙」などで、恋する惑星もとても好きだったので似たキャストである天使の涙も観てみた。金城武ファンなので、それが目的ということもあったのだけれども風変わりな青年の役がとても合っていた。オムニバス形式のように男女の一時期の人生が交錯する作品で、夜にぼんやりみて、なんだか不思議な気持ちになった。自分の人生を誰かに投影してしまうような、そんな引き込まれる映画だった。

エンディングシーンがとても美しい。カットされた幻のエンディングシーンがYoutubeに挙がっていたけれども、こちらでなく本作のラストでよかったと思える。(本作を見た人はぜひに見てほしい)

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