卵巣嚢腫の切除の手術が終わり、退院してから1ヶ月。
ちょうど昨日、1ヶ月検診で病院に行ってきた。
私は子宮内膜症から生じる卵巣嚢腫だったので、子宮内膜症の治療は今後も続きます。とくに仕事に支障をきたすわけではないとは思います(まだ副作用がよくわからない)が、毎日服薬しないといけません。
今回は1ヶ月ごとの検診と子宮内膜症の薬の処方についてまとめました。
治療・診察・薬の服用について
目次
触診
いつもどおりで、下着を脱いで専用の椅子に座って足を開いて診察される。これが本当に嫌だけれども仕方がない。
目の前にある下半身を仕切ったカーテン越しに、医師が大事なところの触診と棒のようなカメラを入れて検査をする。
結果
異常はなく、これまでの生活の制限もなくなった。
これまでは、自転車、旅行、性行為、飲酒、風呂(シャワーはOK)が基本的にNGだったのだけれども、それが全てできるようになった。
湯船に浸かれるのは寒くなってきたのでうれしい。
今後について
生理がある限り、完治はない
これから薬の服用がはじまる。他の対処法は、出産・妊娠しかないらしい。けれども生理が止まる10ヶ月の間だけで、再開すればまた薬の服用が必要になる。
子どもを産むしか対処法がないなんて女の婦人科病特有という印象でまるで子どもを欲しいと思えていない、争っている自分を試されているような気持ちがする。
自分を責める必要は一切ない
何度も何度だって言うけど、子宮内膜症は「原因不明」だから気を揉まなくてもよい。
現代女性は妊娠出産をあまりしなくなったとか、食文化が変わったとか、座り仕事が増えたからとか、それっぽいことはあるけど確証はないから誰のせいでもないし女であるせいでもない。
薬治療について
卵巣嚢腫切除しても、子宮内膜症は薬を飲み続けないといけない。生理がなくなる閉経までずっとだ。
私の場合、服薬は次の生理がはじまって2〜5日に飲み始めるということでした。
飲む薬
実際に飲むのは、
- ジエノゲスト(ディナゲスト)錠1mg
という薬。
プロゲステロン受容体に対して選択的に作用を示し、卵巣機能抑制および子宮内膜細胞の増殖抑制により子宮内膜症の症状を改善します。通常、子宮内膜症の治療に用いられます。(引用元:https://www.rad-ar.or.jp/siori/kekka_plain.cgi?n=43596)
これは誰でも一緒で、どこの処方薬局でも購入ができる。
値段
- 値段は1か月30日分で2500円くらい。
- 1ヶ月ごとに診察に行く必要がある。(医師による)
飲み方
- 朝・夜1日2錠
- 閉経、もしくは妊娠するまで(出産したら再開)
副作用はある?
- ほてり
- 不正出血
など
体調不良時は医師に相談を。今後飲んでみて噂の体重増減のことなどあれば、追記します。
飲まずに再発したらどうなるのか?
結論:飲むしかない
再発すると、以下のことが起きる可能性がある。
- 生理以外のお腹の痛み
- 不妊
- 卵巣嚢腫再発(身体的に手術は避けたいとのこと)から、卵巣がん
子宮内膜症は再発しますか?
子宮内膜症は月経がある限り発症・再発する可能性があります。 薬物療法(内分泌療法)をやめると症状が徐々に出てきますので、妊娠を希望する期間を除いて、ある程度の期間は服薬を続けるほうがよいでしょう。 また、手術療法を行っても術後5年以内に20~50%が再発します。(引用元:https://www.fujipharma.jp/patients/endometriosis/faq/#m01)
禁止事項
- 自己判断で服薬を中断したりすることはNG
- 絶対に2回分を一度に飲んではいけない
そのため、飲み忘れた場合には、気がついた時にできるだけ早く1回分を飲むか、次の服用時間が近い場合には飲まずにスキップしてもいいということだった。
まとめ
私は薬を閉経が来るまでずっと飲み続ける。改めて考えると本当にいやだ、いやったらいや! でも飲みます。
今後60歳くらいまで半永久的に薬を飲まないといけない。今28歳なのであと32年間。月に2500円ほどかかるので、ざっと計算して960,000円。(ほぼ100万円!)生理で生涯にかかる金額と同じような心持ちだ。
「女でなかったらよかった」と一度思ったけれど、男性だって前立腺の病気だってあるし、爆笑問題の田中だってキンさんが腫れて切除していたことを励みにしている。