BYEBYE2020

[北日記]第4回 2020月12月28日〜2021年1月3日

2020月12月28日(月)爺さんは山へ婆さんは家で

昨日は8時頃起きた。同居人が山登りということで、一人で家の中で過ごした。仕事で家で過ごすことが多くなったので一人でいる時間の使い方がうまくなる。朝は一緒に朝食を。食パンを焼いて、あとは茹でておいたブロッコリーとトマトにチーズをかけてオーブンで焼いた。東北地方で栽培されたトマトにあたりが少ない。気候の問題か、産地の問題か。あまりにトマト本来の味がしないので塩をかけてチーズ焼きにしたのだった。

同居人が出かけてからは、新聞を読む。日本経済新聞に「女性」という1面があることに驚く。それからコミックエッセイを少し書いてみる。普段の暮らしのことをイラストにできたらどんなにいいものだろうか。それから藤井風にハマっていて、何度も動画を観る。こんなに好きになったアーティストは久々だった。友人や世間の女性たちはBTSやジャニーズという男性アイドルにハマっていて、けれどわたしはアイドルならどちらかと言えば女性アイドルが好きであるくらいハマれなくて、人生に何かときめきがあるっていいなあと羨ましく思っていた。全くをもってアイドルではないのだけれど、アーティストのひとりに出会えて本当に嬉しい。宇多田ヒカル以来だろうか。才能にあふれている。コロナ禍にデビューしたということで、何かとコロナと関連づけられた死生観を語らせられる彼を見ていると、コロナというそんな一期間で納められる人間ではないということを言いたくなる。彼はこれからもずっと、時間なんて国なんてそんなものは見境なく大きくなる。そういう人を好きになれて嬉しい。夕方には地元の友人と軽く電話した。

18時頃同居人が帰宅して、家にあるもので夕食。何もないけれどスーパーに行きたくなかった。家事をしたくない。めんどくさい。料理を作るのは好きだけれど少し疲れている。そんな時は正直に嫌いだ、疲れた、やりたくないと言葉にして休むべきだ。とは言っても何か食べないことには腹は満たせないということで、コロッケ、キャロットラペ、しめじのマヨネーズ炒め、レタス、トマト、焼きカレー(残り物)を食べた。夜はザ・プロムを観た。

2020月12月29日(火)空腹でカフェに行ってはいけない

今朝は10時半頃に起きる。変な夢を見て嫌な気持ちで目覚めた。夢はあまり見ないのだけれどたまに観るときには鮮明に覚えている。今日は殺される夢だった、けれどまるで映画のワンシーンのように私が殺されたことは明らかなのにそのシーンはなくて、人々が話す言葉でそれを理解した。床が血塗れになっていたり、部屋に知らない人間がいたりと、なかなかサスペンスな夢だった。ふと場面が変わってから、煙草屋のばあさんと話した。170円の支払いに私が100円玉と50円玉2枚の計200円を出したのだけれど、それがわかりづらかったようで怒られた。嫌な夢だ。

今日は低気圧らしい。ひどく鬱だ。低気圧だ、どうしようもない。とは言っても、そんなの悔しい。感情の波も体の不調もそんなのなくって、最高のパフォーマンスなんてものを日常で披露している人たちが羨ましい。「羨ましい」と思うものを自分の目の前から消すことにしている、どうなのかと思うけれど、SNSのフォローを外したりミュートにしている。とにかく、これは恥ずかしいことだけれども自分ではどうにもできない、この「羨ましい」という気持ちを消すことも必要な時がある。

11時頃にようやく着替えを始めて久々にメイクをしてコンタクトをつける。低気圧のときは、とにかくノロノロとゆっくり動く。ゆっくりでも動くだけで、何かは進む。パジャマを脱ぐことだって大変なことだってわかる。だれもが、シャワーを浴びて洋服を着替えてを当たり前にできるわけではない。今日は特別に寒い。同居人は一度外に出て寒かったので一度戻り着替えて、また出てきたが今度はマスクを忘れたのでまた部屋に戻った。気を取り直して、ブランチを食べにカフェ『円豆コーヒ店』にいく。店内が紺色と深い茶色に統一された店でおしゃれだった。キツネ写真家の作品が多く飾られていた。私と同居人はコーヒーとチーズトーストを。コーヒーが来た、酸味もちょうどよくて美味しい。結構時間がかかったなあとは思いながら次はトーストを待つ。全然こない。店員が来て「焦げたので焼き直していいですか?」と聞かれたので、一瞬迷いながらも「焼き直すな」とも言えずに「わかりました」と答えたのが失敗だった。コーヒーも飲み終わる頃にゆっくりとチーズトーストが登場。普通のチーズトーストだ。おいしいけれど、サラダもついていたけれど。もりもり食べて店を出る。今日の気づきとしては、カフェってお腹を空かせていく場所ではないってことだ。

それから同居人のマットレスを買いに出かける。結局購入はできなかったけれど、私も食器やキッチン道具を見れて楽しかった。鍋の福袋が気になる。圧力鍋が欲しい(ような)。心に耳をすませても答えがわからんのが買い物かと思う。心だけでなく財布にも耳をすまさんといかん。おやつに果物ジュースと回転まんじゅうを食べながら、最近の家事のことについて話し合う。結局、鍋が欲しいのも料理のテンションが上がらないからと言っていたのだけれど、そもそも私だけが料理をしている意味がわからず、鍋代半分出すからとは言いながらも、あんたもやれよとイラついている自分に気づいたからだった。食べる担当だけみたいなものは存在しない。たとえ嫌な雰囲気になろうとも逃してはいけない話し合いだと思う。もっと家事をするよと言ってくれた。無理をさせたいわけでもないし喧嘩をしたいわけではないけれど、私のため、彼のためを思ってのことでもある。「ママ〜これどこ〜?ママの料理はやっぱりおいしいな〜!」みたいなパパ像は、私たち世代で終わらせたい。お母さん食堂の問題も不快感の問題ではなくて、ステレオタイプの表現をそのままに使っていることが問題なのはよくわかっている。

帰りに食材を買って帰宅。同居人が小松菜を茹でて準備して、他にはお寿司を食べた。SASUKEがテレビでやっている。やっぱり年末感は、あるかな。

2020月12月30日(水)女らしさとは何か

今日はまた鬱だった。夢で以前の職場を見るのか、あの時もう少しうまくやれていたら、人間関係がうまくいけていたら、という思いから逃れられていない。泣いてしまい同居人に支えてもらう。もう何度目か。12時近くに起きて朝食。パンと目玉焼きとリンゴ。コーヒーは淹れてくれた。熱々でおいしかった。日本全体を大寒波が襲ってくるらしく、北海道は相変わらずの雪。いつもより降っていた。東北が積雪量が多くて大変そう。東京では地震があったらしい。2021年に良いお年をと言うのがなんだかジョークみたいな気分にもなってくる。

コンロやストーブを掃除。それから私は筑前煮を作ったりバナナマフィンを作ったりした。おいしくできた。夕方から散歩に。今日はマイナス8度だった、寒いはずだ。登山靴でも足先が冷たくて、これからの時期に向けてもっといい雪靴を買わないといけないらしい。コートも必要だから出費がかさむ。お金が欲しい気持ちが高ぶるも、働きたくない気持ちも大きい。こんなわがまま通じないのだろうが、病み上がりに甘えている。

不正出血はもう3週間も続いている。ただでさえ、生理が嫌で嫌でたまらない人間にとって、毎日出血と付き合うのは結構堪えるものがあり、涙が出てくる。血で赤い精液が毎日出続けたらどんな気持ちかと男に問いたい、と思ってしまう。こんなにも体が男尊女卑であることを思うと、神は女を嫌っているのかもしれない。女に嫉妬しているのかもしれない。(嫉妬という文字にはどちらも女が入るのだなあ)でも考えようによっては、子供を産める分、女性の方が秀でているとも言える。別に子供が欲しくない人にとっては苦痛でしかないのだが。与謝野晶子の『女らしさとは何か』と読んだのだけれど、フェミニズムの時代にこそ読むべき日本の古典だと思った。読んでみた感想については後日書く予定。

「男子のすることを女子がすると、女らしさを失う」というのですが、人間の活動に、男子のする事、女子のする事という風に、先天的に決定して賦課されているものがあるでしょうか。私は女子が「妊娠する」という一事を除けば、男女の性別に由って宿命的に課せられている分業というものを見出すことが出来ません。

Akiko Yosano. "Onna rashisa" to wa nanika (Japanese Edition) (Kindle の位置No.43-45). Kindle 版.

夕食の買い出しに。大人二人で酒も飲むしよく食べるので買い物が大変だ。最近家事の分業に困っていたので、暮しの手帖別冊 『わが家の家事シェア』を購入した。

晩ごはんは、筑前煮、昨日茹でておいた小松菜、サバの塩焼き、たくあん。小松菜はまとめて茹でるようにお願いしたらそうしてくれるようになった。ありがたい。晩ごはん後は、レコード大賞を観たり、ブログを書いたりした。明日は大晦日。

2020月12月31日(木)大晦日

大晦日。10時に起きる、最近寝るのが遅いので仕方ないか。起きて朝ごはん。パンとレタス、プチトマト、スクランブルエッグでオープンサンド。それから洗濯物。シーツや枕カバーを全部洗った。それから『立憲君主制の現在―日本人は「象徴天皇」を維持できるか』を勉強。どうしても女性の日本史や天皇制が気になる。『女帝の日本史』を購入。夕方から散歩して帰宅。Netflixで『Death to 2020』をみた。1時間強で今年を振り替えられたような。2020年1月のオーストラリア山火事から始まった今年の波乱。今日は東京は1300人以上の感染者が出た。正直、東京を出て正解だったと思った。どこの地でも安心はできないけれど。夕方散歩がてら明日のパンを買った。

夜は、鱈の子を煮て、鶏肉と里芋の唐揚げをつくった。紅白を見ながら過ごしている。今年は大変な年だったなあ。来年は今年よりはいい年になりますように!HAPPYNEWYEAR!

2021月1月1日(金)元旦丑年

年が明けた。大晦日の夜は村上春樹の生放送『村上RADIO』年越し生放送を聞いていた。山中伸弥と山極壽一がゲスト出演ということで京都からの放送だった。

元旦の朝には餅を食べようかと話していたけれど、「なんだか朝から餅はなあ…」と二人とも日本人のワビサビの欠けらもないのか、普段通りパンを食べた。味わい深くてすごくおいしい。コーヒーは淹れたけれど年末セールで半額だった豆だからかそんなに美味しくない。後は器を温めないからか。札幌の食器棚から出す食器は冷たい。

さほど何もしなかった元旦だけれども、北海道新聞のクロスワードパズルを解いて葉書を書いた。超ジャンボクロスワード。何か当たるといいな。

昼は、正月らしく雑煮を食べた。前日の筑前煮の汁を薄めて塩で味を整えただけ。意外とおいしかった。白菜と花形にした人参を入れた。今年も餅で死ぬ老人が多くないといいなあ。サイレントキラーお餅は一人2個食べた。一つは磯部焼きにでもしてもよかった。

夜は同居人が作ってくれた、豚肉とパプリカの炒め物と、前日の唐揚げをサラダに乗せたもの。お肉だらけで簡単に。前日の「久保みねヒャダ 明けましてこじらせナイト 寿スペシャル」をTeverで見た。陰キャINハワイというのは本当に面白かった。(お三方のことは陰キャとはもう思えていないけれど)。夜は、深沢潮の『乳房のくにで』峰なゆかの『AV女優ちゃん1』を読んで寝た。どちらもフェミ本だったかな。感想はまた気分が乗れば追って書く。

2021月1月2日(土)初詣

年が明けて二日目。土曜日。正月休みは短い。元旦が金曜で、二日目、三日目が土日というなんとも残念な曜日構成。朝10時頃起きる、どうしても同居人が立派に先に起きていると、自分ってどうしようもない人間だとお手本を見せつけられているようで毎朝辛い気持ちになる。つくづく人と暮らせない。「起きて朝ごはんを食べよっか」と言われながらも結局わたしが朝食を準備。

あとでわかるのだけれども、起きてすぐに朝食を食べないでもいいらしい。そういう食事の時間帯のズレというものがある。この後私がメソメソしはじめて、15時くらいまで私の身勝手で話合いになる。話してみてわかったけれど、私自身が食事に変にこだわりすぎていたように思う。細かい部分は書かないけれど、ネットで夕食の買い物を注文することと、週一は外食か弁当、テイクアウトなどをすることに決まった。話を聞いて、どうすればいいのか一緒に考えてくれる同居人は本当にすごい。ありがとうとしか言えない。

大事な時間だったとは思うが、もうこういう重たい話はしたくない。明後日からは、家のこと以外の問題は外に頼ろうと思う。いよいよ、自分に向き合うために病院に行く(予定)。いい方向に進みますように。

気を取り直して北海道神宮へ初詣。結構人は多かった。コロナ対策で手をあわらずに済んだ。寒いので手袋を外すのは至難の技。5円賽銭。神社に行くたびに5円が財布の中に入っている気がする。おみくじは二人ともひかない。同居人の理由は知らないけれど、私はおみくじを引くとその結果に引っ張られてしまうのでひかない。引っ張る意味もあって、おみくじを「引く」というのだろうか。とにかくそういう理由で占いも苦手だ。

本屋に行き、ペンを買う。レジに並んでいるかわからないおばさんに「並ばれてますか?」と聞くとムッとした顔で「並ばれていません」と言われた。あまりに丁寧に言ったせいでおかしな感情にさせたか。「仕事をさせていただきます」の表現のおかしさというのを思い出す、自分も言っちゃってるな。

近くのカフェに寄って、お茶した。洋梨ケーキとチョコシフォン。うちで入れるコーヒーよりさらりと澄んでいて本当においしい。夕食の買い物をして帰宅。明日以降、同居人にこれ以上迷惑をかけないようにしたい。初詣で邪気が落ちていることを祈る。

2021年1月3日(日)サンドイッチの店さえら

9時半頃目が覚める。最近は寝付きが良い、まぶたが重くなるのを抑えきれずに次の日を迎える。ただ朝はどうしたって眠い。

話し合いのおかげで早く起きた人が食器の片付けと朝ごはんと決めたので同居人がカチャカチャと皿を棚に戻してくれていた。早起きするほど仕事が増えるよろしくないシステムのようにも思うがこれでいい(うちは)。卵をいつもは2つのところを3つでスクランブルエッグを作ってくれていた。わたしもパンをカットして手伝い朝ごはん。スーパーで購入したバゲットがかさかさしている。雑誌天然生活に、週末だけパン屋さんのパンにすると気分も上がるし節約にもなると書かれていたけど、スーパーのパンよりやっぱりおいしいの食べたい、バターを塗りたくって食べた。粉々のパン粉みたいな食感。

きのうの話し合いであまりおいしいおいしいお世辞を言わないで欲しいと言われたのに、食べるとついおいしいおいしい!と言ってしまう。癖なのだ、タイでもアロイアロイ言っているし、中国でもきっとハオチーハオチー言うと思う。

だらだらと本を読んだ『漫画貧乏』。佐藤秀峰は北海道出身らしい。不器用な男性だと思うが、漫画愛に溢れているからこその出版業界への思いというのがよくわかる。漫画を残したいからこその思い。あとは、『あなたの才能があなたを苦しめる』だったか。内容は読者を守ってくれてとてもいい本のように一見見えるのだけど、行き過ぎると危ないカルトみたいな本だった。半分くらいで受けとる方がいい。

それから買い物に出掛けた。目的はいろいろで、わたしのコートとブーツ。二人が欲しいテレビとマットレスを買いに。はじめは電気屋でそのあとサンドイッチさえら。おいしい。店の雰囲気も明るくて、アルバイトしたいと考えていたけれど不器用な自分には無理かなあと感じる。海老カツとスモークサーモン、ハムとポテサラを注文。

今度はズワイガニとフルーツサンドを食べたい。メニュー数の多さに狼狽えてしまったので次は落ち着いて。

お腹がいっぱいになり、さっぽろ駅付近の百貨店へ。目的にはなかった圧力鍋とフライパンの福袋16500円をお買い上げ。もともと欲しかったものが55000円の福袋だったので大分ランクダウン。でも満足した。お店のお姉さんが前の職場でお世話になった人にも似ていて、親近感でもつい購入。百貨店でお買い物というのはこんなに気分がいいものか。

アマゾンの台頭であらゆる業界が破壊されているのが悔しい気持ちになる、大人になって気がつく人から良いものを買う喜び。大学生のときも東京で社会人していたときももっと好き勝手生きたら良かった。あのときは好き勝手していた気持ちだったけど、思い出すと制限ばかりしていた。時代のトレンドやその時のお財布事情か。

帰宅してお茶をいれてアイスを食べてゆっくり。晩ごはんはパスタとオリーブ食べて、たらの塩焼きと簡単に。生パスタがおいしかった。

そのあと二人でテレビをまた調べる。部屋の大きさとテレビの大きさがわからかい。ここでも時代が変わり、テレビの性能とともに目との距離感も変わったらしい。人との関係性は遠くなったがテレビとはどうやら近くなった。

作る気はなかったが片付けついでに明日から復帰の同居人に弁当を作る。明日起きれないときのためにごはんもおかずも詰めた。わたしは在宅なのではらはらしなくてすむ、これでいいのかな。自分は適応障害でそのなかでも循環気質と知る。

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