2020-12-29 そのへんをどのように受け止めてらっしゃるか (文春文庫) 銀髪・猫耳キャラの人気美少女VTuber「のらきゃっと」が、画面にうっかり操作中の本人の顔を映してしまい、「中身」が普通のモッサリしたおっさんであることがバレてしまった『バ美肉おじさん』事件について。 「バ美肉(ばびにく…
2020-12-29 足をどかしてくれませんか。——メディアは女たちの声を届けているか 足をどかしてくれませんか。——メディアは女たちの声を届けているかを読んだ。 私たちは、結局、社会を動かすためには、ネットワークをつくって訴えることが決定的に重要である。世間一般が言うような「女性活躍」を実現させたいなら、…
2020-12-29 不寛容論―アメリカが生んだ「共存」の哲学―(新潮選書) 森本あんり著、不寛容論―アメリカが生んだ「共存」の哲学―(新潮選書)を読んだ。 寛容度の低い日本と中国では、宗教を重視する度合いも低い、という事実である。つまりこの両国では、何の宗教であるかを問わず、そもそも宗教というも…
2020-12-29 伊藤亜紗『手の倫理 』 伊藤亜紗『手の倫理 』(講談社選書メチエ) を読んだ。 あらためて気づかされるのは、私たちがいかに、接触面のほんのわずかな力加減、波打ち、リズム等のうちに、相手の自分に対する「態度」を読み取っているか、ということです。相…
2020-11-19 となりのイスラム 作家の佐藤優が著書の中で、 読書ノートは「本の抜き書き」と「それに対する自分のコメント」を書くこと。すると、ただ読んだだけでは「わかったつもり」でわかっていなかった内容がしっかり残り、しかるべきときに引き出し、アウトプッ…
2020-10-05 部屋から出ないで100年生きる健康法 カレー沢薫の『部屋から出ないで100年生きる健康法』(秋田書店)を読んだ。本気で声出して笑えるのでおすすめ。 【目指せ元気な引きこもり! 無理せず行うぬるくて新しい健康法コラム!!】 コミュニケーションしたくないからジム…
2020-10-04 影の娘―サルトルとの二十年 『影の娘―サルトルとの二十年』(人文書院)を読んだ。 作品について あらすじ 「私がサルトルの生活の中に入ったとき、彼の人生の完全な同伴者であるシモーヌ・ド・ボーヴォワールのほかに4人の女性がいて、私は5番目となった」ー…
2020-09-30 『断腸亭日乗』を読む (岩波現代文庫) 「『断腸亭日乗』を読む」 (岩波現代文庫)を読んだ。 『濹東綺譚 (ぼくとうきたん)』(岩波文庫)を読んでから好きな永井荷風。彼の印象は端的に言うと、ダメ男でエロじじいなんです。でも自由に生きていくという、私たちが持つけ…
2020-09-29 最貧困女子、ユダヤ人と女 鈴木大介『最貧困女子』(幻冬舎)を読んだ。 あらすじ 働く単身女性の3分の1が年収114万円未満。中でも10〜20代女性を特に「貧困女子」と呼んでいる。しかし、さらに目も当てられないような地獄でもがき苦しむ…
2020-09-03 橋本治『そして、みんなバカになった』 (河出新書)の引用 橋本治『そして、みんなバカになった (河出新書)』を読んだ。印象深かった一部の引用。 P 179 男女の違いで言えば、病気への対し方も違いますね。女性がよく「これ、からだにいいのよ」なんて言って食べ物を勧めることがありま…