部屋から出ないで100年生きる健康法

部屋から出ないで100年生きる健康法

カレー沢薫の『部屋から出ないで100年生きる健康法』(秋田書店)を読んだ。本気で声出して笑えるのでおすすめ。

【目指せ元気な引きこもり!
無理せず行うぬるくて新しい健康法コラム!!】

コミュニケーションしたくないからジムには行けない、68円の甘いパンが好き、
面倒くさいのは嫌だし継続力もない、楽したいけど法には触れたくない。
本コラム連載中に会社員を辞め、ほぼ外に出ることもなくなった著者が、
頑張らずに健康法を試していく新時代健康コラム!!(Amazon

驚くことなのだけれども、本著を健康になりたい人向けの「健康実用本」として購入して、読んであらびっくりと怒っている人を見かけるとびっくりする。タイトル詐欺だ!という声もある…。

寿命というのは米みたいなものである、それだけ大量にあっても逆に持て余すことになる。

この大量の米をおいしくいただくためには「おかず」がいるのだ。そのおかずの中で最も重要なもの、みそ汁的ポジションなのが「健康である」。(はじめにより)

著者カレー沢薫と書いてあるじゃん、とファンからすれば一目瞭然な、極楽エッセイであることがわかるでしょうという感じなのだけれどね。今回も、孤独であろうと無職であろうと、ブスであろうと許されるのが、おキャット様原理主義のカレー沢氏であって、今回も何度救われたかという感じ。

ネットや書籍に同じようなタイトルと煽り文句で書かれている健康本に対して、ダメというわけでもなく、あれもやらねば、これもやらねばが一番ストレスフルなんだよと、激烈猫パンチを食らわせている。

毎年あまたの健康法、美容法が彗星の如く現れ、年末にはブラックホールに吸い込まれている。だが効果がなかったからではない、効果が出るまで続けられなかったヤツが「効果がない」と言って、また別の方法に行くからだ。しかし、陰毛すら続けられなかったお前に、一体何が続くというのだ。(P91)

自虐的なんだけど、なんだよこの自己肯定感の強さ。小さく生きているようで視野が広い、ダメなようで全然だめじゃない器用で多才っぷりが今回も凝縮してた。

引用

お気に入りの部分をつらつらと備忘録。

第14回 引っ張れ、陰毛(P89)より

陰毛を引っ張ると女性ホルモンが活性化するという、疑わしい健康法に迎え撃つカレー沢氏。

女性ホルモン。実態は不明だが、女の原因不明の不調は大体コイツのせいにされているので、逆に言えば陰毛さえ引っ張れば全ての不調が解決するということである。もはや引っ張らない理由がない。ブラジリアンスタイルだという女以外は全員ひっぱるべきだ。

だが引っ張れないんだな、コレが。

第25回 若い男健康法(P155)より

若い男と付き合うと健康になれるというアイデアをもらったカレー沢氏は、若い男とためらいもなく付き合える時点ですこぶる心身ともに元気であるする。元気になるどころか、疲弊する女もいるだろうと。

まず心の調子が悪い卑屈な年増女は若い、特にイケメンに対し「苦手」を通り越して「恐怖」を感じている。そういう女は、イケメンと出会って4秒で「私のことを馬鹿にしている」という幻聴と幻覚を見、「悪霊退散!」と叫びながら自分が退散していくため、とても仲良くなることなどできないのである。(P156)

「ローカル女たちよ!」は個人が運営するブログです。気ままに投稿していますので気が向いたらぜひまた来てください。Twitter:wkrnikt