子宮内膜症とは何か

子宮内膜症とは何か

子宮内膜症は、本来は子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜組織が、子宮以外の場所(卵巣、腹膜など)で増殖、剥離(はくり)を繰り返す病気です。

通常であれば、妊娠準備で厚くなった子宮内膜は、妊娠が成立しなければ剥がれ落ちて排出されます。

子宮の内側からはがれ落ちた子宮内膜組織は、月経血として腟から体の外に流れ出ていきますが、子宮以外の場所で増殖した子宮内膜組織は腹腔内にとどまり、炎症や痛み、癒着(ゆちゃく)の原因になります。

原因は

子宮内膜症のはっきりとした原因は明らかになっていませんが、罹患率は月経のある女性の10〜15%で、エストロゲンの分泌量が多い20〜30歳代では、さらに高くなっています。
そのほか、内膜組織の増殖に免疫が何かしら関わっているという免疫説もあります。

血液中には、マクロファージという免疫細胞が存在していて、がん細胞やそのほかの異物をやっつけてくれます。

子宮のあたりにもマクロファージがいて、月経になると卵管や卵巣などに漏れ出してきた子宮内膜をきれいに食べてくれます。

ところが何らかの理由で免疫力が落ちてきたり、免疫のバランスが崩れたりすると、マクロファージの働きが弱まり、いわゆる「食べ残し」が出てきます。それが子宮内膜症になるというのが免疫説です。

人によって子宮内膜症になったりならなかったりするのは、免疫力の違いとも考えられるわけです。

妊娠で治る?

内膜症の増殖には女性ホルモンのひとつ、エストロゲンがかかわっているため、妊娠すると一時的に治ることがある。その理由の一つは、子宮内膜症は月経に伴って起こるので、月経がなくなれば、「症状は出ない」という単純明快なものです。

もう一つは、妊娠中は子宮が動いて、子宮内膜症によって起きている癒着(子宮、卵管、卵巣、腸などがくっついてしまうこと)が剥がれるため、症状が治ることになります。

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