フェミニストでもあるグレイス・ペイリー『人生のちょっとした煩い』 (文春文庫)からの抜粋

グレイス・ペイリー『人生のちょっとした煩い』 (文春文庫)からの抜粋

 

P 172 、以下抜粋。

我々は因襲破壊者であれ、自由思想家であれ、現代のフリーメイソンであれ、夢想家であれ…

我らが神経質な母親から、つまり協会から遠く離れることなんてできないんだよ。彼女の方だって、我々から遠く離れることはできないんだ。ーー(略)ーー

子どもの頃のすべてをひとまとめにしてくれるお祈り

 

自身のメモのような気がする、以下抜粋。

たとえどのようなことであれ、シリアスな問題について私が自分の意見を開陳するのはめったにないことだからだ。

ふだんの私は、自らの運命に大人しく従って生きていていくだけだ。それは要するに、命の有効期限が切れるまで、明るく笑いながら、男に支えて生きていくということなのだが。

僕は地理的な存在ではなく、歴史的な存在ではなくてはいけないということだ。空間を手にするのではなく、時間の中に止まっているべき(いたい)のだ。

選ばれた民であると。

 

P 189〜190  以下、抜粋。

私は居間で熱いコーヒーを自分のために注いだ。アームチェアのクッションを整え、「ママ」と書かれた白いマグにコーヒーをブラックで注ぎ、リチャードが手でこねて作った陶器の灰皿にタバコの灰を落とした。そして陽光に輝く四角の窓を見ながら、自分に向けて気の滅入るような質問を投げかけた。女がひれ伏してあがめる男なるものはいったい何なんだろう?

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